撥水・親水・疎水・滑水の違いは?|結局どれがいいのか専門店が解説
車のコーティングを調べていると、
「撥水と親水はどちらがいい?」
「疎水・滑水って何が違う?」
「撥水は水シミができやすいって本当?」
このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
撥水・親水・疎水・滑水は、単純に「水の見え方」が違うだけではありません。
水の弾き方は、汚れの付着の仕方や洗車のしやすさ、洗車後の拭き上げ、仕上がりにも影響します。
今回は、それぞれの違いと「結局どのタイプがいいのか?」について、コーティング専門店の視点から解説します。
撥水と親水の違いは「接触角」
水の弾き方を考えるうえで重要なのが、水滴とボディ表面との接触角です。
接触角が小さいほど水は表面に広がり、接触角が大きくなるほど水滴は丸くなります。
目安として、
親水:接触角40°以下
撥水:接触角90°以上
と分類されることがあります。
つまり、
親水 → 水が大きく広がる
撥水 → 水が小さく丸くなる
という違いです。
この水とボディとの「接地面積」の違いが、実際の洗車や日常のケアにも大きく関係してきます。
撥水・親水・疎水・滑水、それぞれの特徴
撥水
水が細かな水滴となって弾かれる状態です。
接触角が大きいため、水滴が丸くなり、ボディとの接地面積が小さくなります。
コーティング施工後に見られる「水がコロコロと転がる状態」が分かりやすい例です。
親水
水が細かな水滴にならず、ボディ表面に大きく広がる状態です。
接触角が小さく、水が膜のように広がるため、撥水とは対照的な水の動きになります。
疎水
水を弾きながら、ある程度まとまって流れていく性質です。
撥水・親水の中間的な水の動きとして表現されることもあります。
ただし、「疎水」という名称や基準は商品・メーカーによって表現が異なる場合があります。
滑水
水を弾くだけでなく、水がボディ表面を滑るように流れ落ちやすい状態です。
水滴がボディに留まりにくく、まとまりながらスッと流れていくのが特徴です。
NOJロイヤルコーティングは、この滑水性を持っています。
親水と撥水、結局どちらがいい?
「親水がいい」
「撥水がいい」
コーティング業界では昔からさまざまな考え方があります。
では、日常的な洗車やメンテナンスまで考えた場合、どちらが扱いやすいのでしょうか。
NOJとしての考え方は、
ケアのしやすさという点では、しっかり撥水している状態の方が圧倒的に扱いやすい。
というものです。
その理由の一つが、水とボディとの接地面積です。
接地面積が小さいことが撥水の大きなメリット
親水状態では、水がボディ表面に大きく広がります。
一方、撥水状態では水滴が丸くなり、ボディとの接地面積が小さくなります。
つまり、
水を大きく広げるのではなく、小さくまとめてボディから離しやすくする。
これが撥水の大きなメリットです。
車が日常的に受ける外的要因には、
- 雨水や水道水に含まれるミネラル
- 花粉
- 黄砂
- ホコリ
- 排気ガスなどの汚れ
- その他さまざまな付着物
があります。
水や汚れがボディ表面と接触する面積をできるだけ小さくし、さらに流れ落ちやすい状態を作ることで、日常のケアもしやすくなります。
撥水は洗車・拭き上げにもメリットがある
撥水のメリットは、雨が降ったときだけではありません。
むしろ大きな違いを感じやすいのが洗車時です。
しっかり撥水しているボディでは、水が細かな水滴としてまとまりやすくなります。
そのため、
- 水をボディから除去しやすい
- 拭き上げる水分量を減らしやすい
- クロスでの拭き上げが容易になる
- 洗車後の仕上げがしやすい
といったメリットがあります。
コーティングは施工した瞬間だけではなく、その後何年も洗車・メンテナンスを続けていくものです。
だからこそ、日常的なケアのしやすさは非常に重要な性能だとNOJでは考えています。
「撥水は水シミができやすい」は本当?
撥水についてよく言われるのが、
「水滴が丸くなるから水シミができやすい」
という話です。
確かに、ボディに残った水滴をそのまま乾燥させれば、水分が蒸発した後にミネラルなどが残り、水シミやスケールの原因になる可能性があります。
しかし、これは単純に
「撥水=水シミができる」
という話ではありません。
水シミを防ぐうえで重要なのは、水をボディに長時間残さないことです。
撥水性能を利用して水を流れ落ちやすくし、洗車後もしっかり拭き上げる。
このように適切に管理することで、ボディのケアは格段にしやすくなります。
親水なら水シミができないわけではない
反対に、
「親水なら水シミができない」
というわけでもありません。
親水状態では水が大きく広がりますが、水そのものがなくなるわけではありません。
水道水や雨水などに含まれるミネラルがボディ表面に残った状態で乾燥すれば、親水であっても水シミやスケールが発生する可能性があります。
つまり、
親水=水シミができない
撥水=水シミができる
という単純な関係ではありません。
重要なのは、水の性質を理解したうえで適切に洗車・メンテナンスすることです。
NOJロイヤルコーティングは「滑水性」
NOJロイヤルコーティングは、滑水性を持つ完全硬化型コーティングです。
主な特徴は、
- ガラス有効成分85%
- 硬度7H
- 滑水性
- 完全硬化型被膜
- クリア層と結合
- 半永久的な被膜
水をしっかり弾きながら、ボディ表面から滑るように流れ落ちやすい性質を持っています。
そのため、塗装保護性能だけでなく、洗車や日常のケアのしやすさという点でもメリットがあります。
NOJセラミックコーティングの基本性能は「親水性」
ここで重要なのが、NOJセラミックコーティングです。
NOJセラミックコーティングは、
- ガラス有効成分95%
- 硬度13H
- 完全硬化型被膜
- クリア層と結合
- 半永久的な被膜
という非常に高い被膜性能を持っていますが、基本性能としての水の性質は親水性です。
ここから分かる重要なポイントがあります。
それは、
「撥水性の高さ=コーティング被膜そのものの性能の高さ」ではない
ということです。
NOJセラミックコーティングは親水性を基本としながら、95%という高いガラス有効成分と13Hの硬度を持つ、NOJの上位コーティングです。
つまり、
塗装を保護する被膜性能と
表面で水がどのように動くか
は分けて考える必要があります。
「親水のセラミック」と「撥水の方がいい」は矛盾しない?
「NOJセラミックは親水なのに、撥水の方がいいと言うのは矛盾していない?」
と思われるかもしれません。
しかし、これは評価している性能が違います。
NOJセラミックコーティングの大きな強みは、コーティング被膜そのものの保護性能です。
一方、撥水・滑水のメリットは、水や汚れの接地面積を小さくし、洗車や日常のケアをしやすくすることにあります。
つまり、
「被膜による塗装保護性能」
と
「表面の撥水性能によるケアのしやすさ」
は別の性能です。
コーティングを考える際には、この2つを混同しないことが重要です。
水の弾き方だけでコーティングを選ばない
撥水・親水・疎水・滑水。
どれもコーティングを選ぶうえで重要な特徴ですが、水の弾き方だけでコーティングの性能を判断することはできません。
本当に確認したいのは、
- コーティング被膜そのものの性能
- 硬度
- 耐久性
- 塗装との結合性
- 水の動き
- 汚れの付着の仕方
- 洗車のしやすさ
- メンテナンス性
などです。
「ものすごく水を弾くから高性能」
とは限りません。
逆に、親水だから被膜性能が低いわけでもありません。
被膜性能と水の弾き方は、それぞれ別の性能として考える。
これがコーティング選びでは非常に重要です。
まとめ|ケアのしやすさなら撥水・滑水が有利
撥水・親水・疎水・滑水の大きな違いは、水とボディ表面との接触の仕方と、水の動き方です。
親水は水が大きく広がり、撥水は水滴が小さくまとまります。
そして接地面積が小さく、水がボディから離れやすい状態を作ることは、汚れの付着や洗車、拭き上げなど日常的なケアのしやすさにもつながります。
そのため、
「親水と撥水、日常のケアを考えればどちらがいいのか?」
という質問に対しては、NOJではしっかり撥水・滑水している状態をおすすめします。
ただし、これは「撥水=コーティング性能が高い」という意味ではありません。
NOJセラミックコーティングのように、基本性能は親水性でありながら、ガラス有効成分95%・硬度13Hという高い被膜性能を持つコーティングもあります。
大切なのは、
「被膜による塗装保護性能」と「水の弾き方によるケア性能」を分けて考えること。
そして、施工後も適切な洗車・メンテナンスを続けることです。
ガラスコーティング専門店 NOJ箕面店
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